スマホでつくる小地域ネットワーク

「高齢者が住み慣れた地域で、孤立する事無く、助け合いながらいきいきと暮らし続ける仕組みを作る」ことを目的に、

 

スマホのボランティア講師を養成。

現在の自治会単位・小学校区単位の小地域ネットワークを活かしたボランティア講師による地域でのスマホ教室を開催。

様々なアプリを使って、見守り・災害時の助け合い・地域の情報交換・要援護者の支援を行う。

 

人と人がコミュニケーションを取り、楽しみながら、更に顔の見える助け合いの小さな輪を大きく繋ぎます。

 

スマホ、またスマホ教室をツールとして小地域ネットワークをつくります!!

事業経過


<スマホのボランティア講師養成講座について>

全40名の定員の中、106名の方から応募があり、定員を大幅に増やし、厳選な抽選の結果、52名を講師養成講座受講生として採用することとなった。

(A、B、Cクラス12名、Dクラスを16名)

1クラスにつき、8講座、延べ34講座実施(追加2講座)

会場:きんきうぇぶ事務所、金剛連絡所、エコールロゼ等

 

最終的に、37名の方が地域でのスマホ教室で講師として活躍!!

<地域で開催したスマホ教室について>

10地域募集のところ、20地域から要望があり、15地域での開催が決定。

208名(延べ832名)の方が受講。

藤沢台校区福祉委員会

ガーデンシティコープ金剛東(和く和く会)

 ファミティ滝谷マンション

 UR金剛団地自治会 

楠風台自治会

 南大伴地区福祉委員会

府営清水団地第4町会

NPO法人高齢者大学シニア富田林くすのき塾  

小金台校区福祉委員会  

久野喜台校区北福祉委員会 

横山福祉委員会

南寿美ヶ丘地区福祉委員会

自主防災組織連合会 

梅の里二丁目地区福祉委員会 

千早赤阪村社会福祉協議会


事業成果


ボランティアスマホ講師の養成で、地域の繋がりの希薄化による高齢者の孤立を防止!

(背景)

自治会町会では、順番がまわってきて仕方なく役員を引き受けている人が多い。

中には自由参加の自治会もあり、コミュニティは消滅寸前で、隣近所の関係が希薄であれば地域貢献を称える意見も出難く、なんの切っ掛けも無しに地域にデビューするのは難しい。

現在高齢者に最もニーズの高い「人にスマホを指導する」「社会に貢献する」という役割を持って、地域の人たちと関わることで生き甲斐作りにもなり、孤立から逃れる手立てとなる。

 

ボランティアスマホ講師養成講座(1コース8回1講座10名)

目標:4組開催 40名の講師養成

結果:4組開催 52名の講師養成、45名が修了。

※106名の応募があり、52名が参加(12名のクラス3組、16名のクラス1組開催)

※ボランティアスマホ講師として地域での活動に参加した人は、37名

 

講師養成講座に参加した人のアンケートによると74%が地域の繋がりが気薄になっていると感じているが、45%の人が「人に教えたい」「地域の役に立ちたい」と人との関わりや社会貢献を望んでいる。

 

(成果)

1.地域の活動に今まで参加していなかった人が3割以上参加(34%)

2.比較的、男性の参加が多く熱心(34%)

※メイン講師チャレンジ12名中、6名が男性

ボランティアスマホ講師が小地域単位でスマホ講習会を開催する事による地域福祉の実現!

(背景)

活発に地域(自治会館等)でスマホ講習会を開催することにより、地域のコミュニティを活性化する。そしてそれは、小規模単位なので、見守りが必要な要援護者や孤立している高齢者を発見し易くなる。特に富田林市では、自家用車が無ければ、外出しにくい郊外に住宅地や大型マンションが立地しているため、特に閉篭りの高齢者に取って、歩いて行ける地域での開催は必須。

 

(ボランティアスマホ講師の各地域(自治会館など)におけるスマホ講座)

目標:10地域開催 (1コース4回1講座10名)100名目標(延べ400名)

結果:15地域開催(1コース4回1講座8~16名)208名(延べ832名)

 

(成果)

1.参加者のうち70才以上が70%

2.89%が「楽しかった」その内23%が「周りの人と楽しく受講できた」ことに楽しいと答えている

3.普段は地域の集まりに「参加したことはない」「あまり参加しない」人が27%

4.周りに近所付き合いをしていない方はいますか?との問いに「地域の関わりが無い人がいて心配だ」が19%

 

ボランティアスマホ講師による情報交換会でのアンケートによると

(成果)

1.上記4と同じ問いで「地域との関わりが無い人がいて心配だ」が23%

2.更にこの事業で孤立した人が地域のスマホ教室に参加することは有り得ますか?で、「有り得る」が48%であった。

 

高齢者の気持ちが理解できる高齢者(ボランティア)によるスマホ指導

(背景)

ひとり暮らしや災害時の安否確認、高齢による中途障害時のネットショップ(買い物代行)にも役立つスマートフォンであるが、若い人には高齢者が何をわからないか、わからない事が多い。

 

ボランティアスマホ講師による地域でのスマホ講座を受講した人のアンケートによると

(成果)

1.「期待以上」「期待どおり」「ほぼ期待どおり」が99%

2.スマホ講習会が「役に立つ」が85%

3.「難しい」「やや難しい」と答えた人が62%だったのに関わらず、「理解できた」(ほぼ、少し含む)が98%であった。


その他、詳しい事業内容については、こちらの事業報告書をご覧ください。

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<共催団体>

富田林市社会福祉協議会、富田林市町総代会、富田林市自主防災組織連合会、高齢者大学シニア富田林くすのき塾、金剛まちネット、千早赤阪村社会福祉協議会、伝達工学研究所

スマホでつくるネットワーク事業は、NPO法人きんきうぇぶが行う独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業です。